ほっと一息、ティータイム。
(注)心臓の弱い方は、ご注意ください。
以蔵が語る、伊乃の鬼嫁伝説…
ぼくの身近に、鬼がいたなんて…(ビビリ)
あれは忘れもしない、2月3日、節分の日の出来事である。
大雪が降っていた出張帰り、ぼくは、某高速のドライブインで休憩をとったまではいいが…
無事会社に戻り、出張の報告をした後、かわいい伊乃が待っている我が家に帰ろうと、背広のポッケの中にある、車の鍵を取り出そうとしたら、
「ギャーー!!鍵がないーー!!あろうことか、大金入りの財布までないーーー!!!」
残業中の上司、同僚、後輩も大騒ぎ。
みんなで一緒に探してくれたが、「ない」「ない」「ない」…
どうやら、ドライブインで落としたみたいだ。
あわててドライブインに電話をしたが、除雪した後とのことで、絶望的…
伊乃に電話して迎えに来てもらおうと、電話をかけたまではいいが、
ぼくが鍵と財布を落としたことには同情的であったが、一言伊乃が
「鍵とお財布、どこに入れてたの?」とかわいい声で質問してきたので、
ぼくはビビリながら、
「あの…その…えーっと、背広の内ポケットに…」
「何ーーっ!!背広の内ポケットだとーー!!馬鹿ーーっ!!」
「あれほど、大事な物はカバンの中にしまっとけと言っただろうがーー!!」
「ボケー!カスー!スカー!誰が、てめぇなんか迎えにいくかーー!!」

と、ぼくに罵声を浴びせた。
電話から聞こえる、伊乃の罵声を聞いた上司、同僚、後輩はビビリまくり…
上司Y氏は、「家に帰っても、大丈夫か?」と心配してくださり、
伊乃を良妻と思い込んでいた、後輩K君は「信じられない。伊乃さんが鬼嫁だったなんて…」と連呼。
伊乃の超鬼嫁ぶりにかなりのショックを受けて、立ち直れない様子…
ぼくを哀れんでくれた後輩のM君は、「先輩、自宅までお送りします。」とやさしい言葉をかけてくれたのであった。
そのころ伊乃は、ブツブツ文句をいいながら、伊乃お気に入りのマイカーに乗り込み、ぼくを迎えにくる途中であった。
そのことを、ぼくは知るよしもなく、M君に自宅まで送ってもらうのは申し訳なく、伊乃のご機嫌をとり何とか会社に迎えに来てもらおうと伊乃の携帯に2回も電話をしてしまった。
そのたびに伊乃から返ってくる返事は、
迎えに来ていることなんて知らないぼくは、困り果てていた。
そのとき携帯のバイブレータが…
恐る恐る電話に出ると、電話の主は伊乃であった。(ちょっと一息2に続く)
「何で私が迎えに行かないといけないのよー!冗談は顔だけにしろ!」
と罵声を浴びせながらも、ぼくのことをこっそり迎えに来ていた。
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